
エレベーターの製造・設置に関する安全ルール化(ISO 8100シリーズ)
世界中でIT社会が当たり前に標準化され、AIに対する規制等急ピッチであらゆる産業分野において、グローバルスタンダード化が進んでいます。
日本は特に自動車等の工業製品については、独自の製品認定基準を設けて
海外製品と差別化が図られ、現在米国トランプ政権から問題視されていると関税に関する報道がありましたが、エレベーターも例外ではありません。日本国内ではJIS規格によって統一運営されていますが、大元は海外の欧州規格EN規格がベースとなっています。
しかしながら、海外製のエレベーターを日本国内に販売しようとするとEN規格の製品でありながら、国内法規の建築基準法やJIS規格の基準を満たす必要がある為、仕様の追加変更、各ミルシート等の品質証明、設計証明等煩雑、複雑な手続き、検査証明が必要となるので導入が簡単ではありませんでしたが、今後、こういった情勢が変わりつつある動きが世界統一の安全基準であるISO 8100シリーズで活発化しています。
世界統一の安全基準:ISO 8100シリーズについて
これまで欧州規格(EN81シリーズ)や日本のJIS規格等が個別に存在していましたが、それらを世界的に統一しようという動きの中で策定されている規格です。
8102-20
その中で、loT化が進むエレベーターにおいて、ハッキングや不正アクセスを防ぐために新しく策定された規格が、サイバーセキュリティ基準:ISO 8102-20です。エレベーターシステムをサイバー攻撃から守る為の要件を定めています。現在、ビル管理システムやクラウドとの連携が進む中、この規格への対応がメーカーやビル管理会社にとって重要な課題として議論されています。
具体的にはハッカーが外部から侵入し遠隔操作で閉じ込めたり、急停止させたりすることを防ぐため、エレベーター保守員がメンテナンス用端末ツールを接続する際、正規の端末、人間であることを電子証明書等で厳格に確認する仕組みや、LAN、USBを勝手に使えなくするロック機能について検討されています。
これまでのエレベーター業界では「故障しないこと(Saftey)」が最優先でしたが、「サイバー攻撃を防ぐ事(Security)がなければ、安全(Saftey)も守れない」といった考え方が主流になりつつあります。
8100-32
複数台数あるビルでエレベーターが効率的に乗場の呼びに応え、稼働する群管理システムで、一部採用されていますが、行先予報システムのエレベーターがあります。これは単純にエレベーターの速度を高めて運行性能を高めるといった考え方ではなく、利用者が乗る前に行先階を押し全体のエレベーター稼働状況から過去の運行履歴、各停止位置、その他の呼び登録状況から最短で目的階へ到着できるかを瞬時に選別して、該当号機のエレベーターに誘導するシステムです。
その他ISO22201シリーズ
従来の調速機をセンサーとソフトウェアで監視し速度超過を検知するで、物理的なスイッチで行っていた安全制御をコンピューターセンサーに置き換える動きです。
地震に対する対策ISO8100-34
大手メーカー系保守会社が遠隔保守ツールとしてすでに普及していますが、地震後の自動診断、セルフチェックにより異常が無ければ保守員を待たずに自動で通常運転に復帰するシステム。
これまでは「地震が来たら停止して保守員が来るのを待つ(Safety重視)」でしたが、「建物の機能維持」の観点から、「被害がないことをシステムが判断できるなら即復旧する。」という制御のシフトが潮流になっています。
CEDES グローバルスタンダードからあらゆる脅威に備えるエレベーター保全管理
エレベーター市場にもLoT化の動きが活発化する中、海外で市場占有実績のあるエレベーター部品メーカーが参入しつつあります。
その中で、エレベーターの扉に関する安全装置を扱うセデス社とコンタクトを持つ機会がありました。
上記のエレベーター関連ISOの世界的な潮流についての情報はセデス社から提供いただきました。
今回、セデス社はマンション設置のエレベーター保守管理ではほぼ標準となっている遠隔監視装置について、全く新しい観点によるシステムの国内導入について紹介したいと思います。
セデス社はエレベータードアの安全装置の一つである、マルチビームドアセンサーを世界的に先駆けて開発し世界標準策定を担ったエレベーターの安全センサーに関するパイオニア的な存在です。

このようなセンサーとエレベーター遠隔監視用のloTプラットフォームを用いてデータをフル活用したエレベーター保守の高度な効率化が期待できます。エレベーター制御とは独立した系統で運行管理データを収集するので、どのようなエレベーターのメーカー、年式、機種でも対応可能です。
EX)
呼称を予測するアラーム通知
ドアの故障検出
停止階、稼働状況監視
乗り心地監視


その他、従来の昇降路内の機械的な部品をデジタル化した全く新しい部品攻勢によりシステムの簡素化、コスト削減、メンテナンス性の向上等国内市場関係社では入手できない情報も収集できるので、もし、興味関心のある方は下記まで直接お問い合わせしてください。
セデスジャパン株式会社
TEL:03-3288-3381
〒102-0093
神奈川県川崎市川崎区東扇島22-4
SBSロジコム(株)東扇島物流センター支店6階
もちろん、まずは弊社経由で概要についてのみ聞いておきたい等でもお気軽にお問い合わせください。



