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リニューアル 保守(メンテナンス)

エレベーターリニューアルオプションでドアの安全性向上

2026年2月15日

2026 02 15

エレベーター不具合、トラブルの約8割はドア関係から

エレベーター保守会社は、ほぼすべて24時間体制の電話等の故障受付センターを社内専門部署として設置しています。

保守契約しているすべてのエレベーターの基本的なデータとして現場住所、建物名、契約形態、機種、仕様スペック、点検や部品交換、故障の履歴等も現場ごとに整理され、遠隔監視装置等の操作、非常通話装置のオペレーターが昼夜交代制で不具合等の対応に即座に受付対応、現地への技術者派遣手配、報告連絡業務が行われています。

緊急連絡、不具合故障の約8割がエレベーターのドア関係に起因する事象となっています。

エレベーター停止故障の原因調査の際、まずはドア廻りを入念に調べるのが、鉄則みたいな通説があるほどで、ドア機構がしっかりしているエレベーターほど、故障発生率は少ないと言えます。

エレベーターのドアはかご側と乗場側に2重に重なっていて、乗場側は各階に設置されていて、かご側はかご本体出入口に設置され、フロア停止位置にかご、乗場扉の高さ位置がぴったり合わさって初めて、かご側のドアに乗場側のドアが引っ張られて片側の左右に、出入口中央から量サイドへ扉がスライドしていきます。

エレベーターが起動するたびにドアは必ず開閉動作するので、それだけドア関係の部品は消耗度が激しく、劣化も当然進行しやすいので、日常管理においても、ドア開閉する軌道上の床敷居溝は定期的にほうきなどで埃、ゴミ、小石等の異物を取り除くことが故障発生率の抑止となります。

エレベータードアの基本的な機能について

エレベーターのドアは必ず、そのフロアに人が乗りこむかごがフロアレベルにないとドアが開かない構造になっています。もし、ドアが開いて少しでも乗場の床敷居の位置とかごの床敷居の位置が高かったり、低かったりしていれば、異常、不具合発生しているので、エレベーター保守会社に連絡して現地対応を要請してください。

そのまま、使用を続けていると、その着床段差が大きくなったりして他の利用者の方が乗り込み時につまずいて転倒したり、事故につながるリスクが発生するので勤務時間内なら管理人に、勤務時間外ならかご内操作盤や乗場の押釦操作盤に緊急連絡先が記載されているエレベーター保守会社に直接連絡して現地確認を要請してください。

エレベータードアの一般的なドア開放時間(ドアが開き切った時間)は5秒ほどですが、引越し業者や家電家具配達、リフォーム工事業者が荷物、材料搬出入でエレベーターを使用する時によく、ドアの先端に床から天井までアルミ製のバー(棒状)が付いているドアセーフティエッジにダンボールの切れ端を挟んだり、出入口敷居上に箱などを置いて開放時間を長くしたりしていますが、これも不具合故障のリスク発生率増加となるので、乗場、かご内のドア開、閉の押釦を押してドアを開放させるような使用方法で作業してもらってください。

入居者の方でも、急いでエレベーターに乗り込んだり、ドアが閉まりかけのタイミングでドア先端に衝突、接触したりして、ドアの安全装置が働いたり、スイッチ回路位置がズレたりして停止故障となってしまう事があるので頭の片隅に置いて日常利用ください。

エレベーターリニューアルオプション仕様 安全性と利便性向上のドア機能

エレベーターにおけるドアの役割の重要性が増す中、メーカー各社は新設製品とリニューアル製品にもドア機能の安全性、利便性と信頼性の向上させるオプション機能を充実させています。

(マルチビームドアセンサー)

独立系エレベーター保守会社では、すでに一般化されているオプションの一つにマルチビームドアセンサーがあります。これはドア出入口高さ2000mmの内、ほぼ床立ち上がり位置からおおよそ、1800mm高さ位置まで障害物を感知するセンサーが照射され、エレベーターに乗り込む際にドアに設置されているセンサーを横切った際に検知し、戸開状態にし、尚且つ、閉まりかけていてもドアが反転してドアと人、モノの障害物との接触、衝突を防止する装置です。以前は車椅子仕様のエレベーターのみに膝と足首ほどの高さ2光軸のみにこういったセンサーを付けて車椅子の方がエレベーターに乗り込む際に出入口に差し掛かった際にドアと接触しないようなオプション設定でしたが、さらに進化してほぼ出入口全面をカバーする40光軸とする装置であり、安全性とドアぶつけの抑止にもなるので、お勧めの装置です。

(3D乗場監視センサー)

メーカー系保守会社のドアオプション仕様ではラインナップされています。エレベーターホールのちょうど乗り込み口敷居乗場側床に向かって放射状にセンサーや小型カメラによる画像解析により、マルチビームドアセンサーの反応区域より早くに障害物を検知しドアとの接触、衝突を防ぐ装置です。従来のマルチビームではドアが閉まりかけた瞬間のタイミングで乗り込んだ場合、どうしてもドア反転のタイムラグにより接触してしまう事があるのですが、この装置によりかなりの確率でドアとの接触、衝突は回避できるものと思われます。

(かご内ドア戸袋引込防止センサー)

メーカー系保守会社のドアオプション仕様にラインナップされています。

先の3D乗場監視センサーとこの装置については独立系保守会社のリニューアルオプション仕様ラインナップはまだ未整備の会社が多いですが、今後、仕様対応する会社が増えてくると思われる仕様です。

エレベーターに乗り込み、ドアが閉まろうとする際にドア付近に接触対象物が接近していた場合、ドアと壁の隙間に障害対象物がドア進行方向に巻き込み、引き込まれたりするのを防止する装置で、センサーにより戸閉前にドア付近に障害物を検知するとアナウンスが流れ、注意喚起したり、障害物が検知されなくなるまで戸閉しない等巻き込まれによりドアにダメージ損傷を与えてしまったり、手指の引き込まれによる大けがを防止する高い安全性を確保する装置です。オプション設定がある保守会社の見積にはお勧めしたいオプション仕様の一つです。

部品供給対応、経年劣化、意匠性と安全性・利便性とコストをバランスよく検討

皆さんよく、エレベーターリニューアルをいつまでにいくらで実施しなくてはならない、なら必要最低限の内容で各社お任せの見積もりを依頼されるケースが多いのですが、当然各社は各々で自社の得意な仕様構成でしか

見積は作成しません。

仕様内容もバラバラ、金額も極端に低額だったり、高額だったりしてもどこがどう違っているのかも判別がつかない中で苦労されている中、とてもこういったオプション仕様について等考える余裕がないのかもしれませんが、25、30年に一度のエレベーターリニューアル工事の機会に先行きを見据えたグレードアップを図る検討も必要ではないかと思います。

後になって、なぜこうしなかったのだろう?とならない為に専門家の意見を聞きながらいきませんか?

初回相談は基本無料となっていますのでお気軽にお問合せフォームから送信ください。

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