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エレベーター管理の専門コンサルタントとして②

2025年5月11日

2025 05 11

私がエレベーターコンサルタントを目指した理由(エピソード2)

マンション管理の内のエレベーター管理なんて、ほんの一部でしかありませんので、最初は本当に苦労しました。当然、実務経験はありませんし、予備知識もなかったのでとりあえず、マンション管理士、管理業務主任者の通信教材を申し込む事にしました。自宅にテキストが届けられ、その膨大な専門知識量と広範囲に自身の見通しの甘さに気付いたのですが、けっこうな費用だったので今更やめてしまう事もできず、休日中心にテキストを開いて過去問を最初は眺めるところから着手しました。

受験1回目は全く手ごたえ無く不合格。自主学習では無理か?と、資格学校に通う事を決断し、週1回休日通学コースを申し込みました。自分なりに予習、復習を欠かさず、取り組みましたが2回目も不合格。幸い、管理業務主任者もダブル受験していたのですが、こちらは合格しました。

さすがに、2年連続通学コースは受講料も高額だったのと、この頃から現場対応で休日出勤の頻度も多くなった事から受講時間を自由に選択できるDVD受講を申し込むことにしました。

管理業務主任者資格を得たことで、5点免除もあるのと、相当な費用と時間を費やしてるので、今度こそは・・・!の思いで3回目の受験に臨みましたが、不合格。

またしても、自分の見通しの甘さを痛感した瞬間でした。しかしここまで来て後に引く事はできません。4回目のチャレンジに向けて、それこそ全身全霊で取りくまなければ資格取得は無理だと、覚悟を決め休日はほぼすべて、平日帰宅後寝るまでの1,2時間と起床後出勤までの1,2時間、通勤や客先移動中も音声ガイダンスをダウンロードしてイヤホンで講聴。あらゆる隙間時間を学習にあてて取りくみました。過去問も問題と回答を暗記するぐらいまで繰り返し学習しました。

しかも、この年はシンドラー社からエス・イー・シー社へ転職したのもあり、かなりスケジュール管理、計画が難しく多方面でストレスが多かったのですが、これが最後のチャンスで今回不合格なら諦めようと心に決めて受験に臨みました。

そして、2017年にようやく合格証書を手にし、これからのこの業界に対しての考え方、関わり、取り組み方について大きく展開、変革するきっかけになりました。

私がエレベーターコンサルタントを目指した理由(エピソード3)

当時、エス・イー・シー社は独立系保守会社で全国シェアは1位でした。配属先の関西支社でもシンドラー社大阪支社管轄の約4倍の保守台数だったので、大手メーカー5社含むほぼすべてのエレベーターを保守管理している技術力、管理体制は私の現場経験値を飛躍的に向上させてくれました。

それでも、リニューアルに関してそれほど工事実績は多くなく、年に5,6台程度でしたが、私の進言を聞き入れてもらい、リニューアル専門の営業部隊を編成し、数年後には年間60台の受注完工実績を上げるくらいまでになりました。

賃貸マンション、事務所ビル、複数台数の大規模ホテル、それに分譲マンションも数多く携わる事ができました。

毎日のようにリニューアルに関して、社内からや他社で現在、保守契約している新規の顧客からの問い合わせが多く寄せられ、見積に必要な現場調査、見積作成、技術検討確認、見積説明資料作成と月に20件以上の対応を3人でこなしていました。さらには、見積対応以上に大きな業務ボリュームとなっているのが、受注後の着工までの詳細打合せ、工事管理でした。工事担当部署、設計開発部署と材料搬入の楊重業者、意匠工事業者との打ち合わせ、連携、工程調整の業務が新規受注活動とのバランス調整が非常に難しくなっていました。

特に、分譲マンションの場合、見積時、受注時、着工前、完了引渡時には都度、理事会、住民説明会に参加する事になります。その為の説明資料作りや、休日、平日時間外の出席となるので他の建物用途の場合よりも、関わる業務量が多くなっていました。

それでも、マンション管理士、管理業務主任者の資格取得した甲斐あって管理組合、管理会社とのスムースなやりとりで進行できていたのではと思います。

しかしながら、管理組合、管理会社、専門業者の独特な関係性における矛盾や問題について、直面する事が度々あり、特に管理組合はもちろん、管理会社にとってもエレベーターは専門的な要素が多く、リニューアル工事と言った高額な検討をするのに、どのように進めて合意形成を図っていくのがいいのか?が確立されないまま、情報不足、不明確、不信感の状態に陥ってるケースが多いと感じていました。

これを解決するには、当事者ではなく第3者の立場からそれぞれの立ち位置、状況を考えて調整、行動できる存在があればと漠然とイメージしていました。

今回のブログで、皆様に伝えたいこと

この業態は、管理組合様、賃貸マンション所有者様、管理者様、その他建物所有者、管理者様から、エレベーターリニューアル工事の施工業者を選定するにあたり、検討しやすいように適正な施工業者からの見積とその内容を比較し、各意見を聞きながら、発注者の意向に沿った合意形成、決定の助言、サポートをするのが仕事であり、その対価としての報酬を管理組合様、賃貸マンション所有者様、管理者様、その他建物所有者、管理者様から頂戴するものです。

エレベーター会社についてもメーカー系、独立系問わず、どこの管理会社のどういった意向、関係性があるのか?とか忖度無しのフラットな関係で進めていきます。

大規模修繕工事のコンサルティング業務では確立された業態ですが、エレベーター工事に特化したサービスは今まで存在しなかったので躊躇い等もあるかと思いますが、一度お気軽に問い合わせフォームを送信してみて下さい。

初回相談、現地調査訪問は無料(近畿2府4県に限ります)

お問い合わせはこちらまで。