Q. 「戸開走行保護装置(UCMP)」とは何ですか?
A. 回答
エレベーターの扉が開いている状態でエレベーターのカゴが上昇し、天井壁とエレベーターの床に挟まれてしまう事故を防ぐ安全装置です。2006年と2012年に某外資系の海外製エレベーターで死亡事故が発生し、2019年度から新規で設置するエレベーターにこの装置が義務付けられています。
UCMPとは Unintended(意図的でない) Car(かごの) Movement(動作の) Protection(保護)
以下の5つの構成機器により戸開走行による挟まれ事故を防ぐシステムが戸開走行保護装置です。
1UCMP盤:通常の動作する制御盤とは独立して制御回路、ブレーキの故障と戸開走行を検出しかごを停止させる盤
2特定距離検出装置:かごの位置をドアゾーン以外に位置する状況を検出する装置
3巻上機ブレーキ2重化:機械的にそれぞれ独立したブレーキが一方故障しても、もう一方のブレーキで制動力確保
4ドアスイッチ:カゴと各階扉に扉の開閉信号を検出し戸開した状態の走行をUCMP盤に送る。
5ブレーキモニタリング装置:巻上機のブレーキに設置されブレーキ異常時にUCMP盤に異常信号発信しかごを停止
*過去のブログで詳細解説していますので参照ください。↓
エレベーターリニューアル 戸開走行保護装置の検討 – ブログ | エレベーターマネージメント