よくある質問

Q. エレベーターの保守契約には「フルメンテナンス契約」と「POG契約」があると聞きましたが、違いは何ですか?

A. 回答

一言で言うと部品代を含むか含まない契約かの違いです。

どちらの契約も共通なのは、定期的な技術者派遣による点検業務と24時間の緊急対応と法律で義務付けられている定期検査報告業務です。どのエレベーターも新築引き渡しから3か月の無償保守期間を経て、設置した系列のエレベーター保守会社と保守契約を締結します。その時にざっくり冒頭の内容の説明を受けて、どちらかを選択します。

傾向としては分譲マンション、官公庁はフルメンテナンス契約が多く、賃貸マンション、事務所ビル、その他民間物件はPOG契約が多いです。新築時から数年間のエレベーターは部品を交換する事はありませんので、それまではフルメンテナンス契約とPOG契約の違いを感じる事はないでしょう。唯一の違いはおおよそ、フルメンテナンス契約の料金はPOG契約の金額の約2倍から2.5倍が相場となります。

4,5年経過で非常用のバッテリーの提案がPOG契約の所有者に点検報告書とともに為されます。交換しないと定期検査が通らないしそれほど高額でもないので交換を発注する事になります。その後10年経過の時点で、ワイヤー交換やその他ローラー関係、ドア周り、ブレーキリレー等が点検報告書の交換推奨・指摘事項に記載され、さらに15年経過頃になると何種類かの半導体基板の交換も加わり、制御系インバーターとなると軽く100万円以上の保全見積の検討を迫られます。

フルメンテナンス契約ではそういった都度都度の部品交換見積の出費はありませんが、新築時からPOG契約の月額料金の2~2.5倍を支払っているのでこの積立した資金で15~20年間の保全について保守会社にすべてお任せするといった解釈になります。